今年最初の記事です。
人は未知に直面したとき、不安を払拭しようと即座に行動しがちですが、その行動が投入したリソースと合致していないことが多々あります。多くの場合、人は不安を和らげるためだけに動き、それは“見せかけの勤勉さ”にすぎません。行動のスピードが思考の精度を上回ると、それは投資ではなくギャンブルとなります。戦術的な努力が戦略的な怠慢を覆い隠してしまうのです。
これは誰にでも当てはまる課題です。これに真摯に向き合い、効果的な解決策を生み出せるかどうかが、人の違いを決定づけます。
「行動する前に考える」ことを、常に意識してください。
0xlyktは以前、「Finding Edge」について2本の記事を公開しています。
https://0xlykt.substack.com/p/finding-edge
https://0xlykt.substack.com/p/finding-edge-part-2-table-selection
まずは2本とも読んでおくことをおすすめします。
要点として、0xlyktは現代の暗号資産市場で一般参加者がチャンスを見つけるためのフレームワークを示しています。市場参加者が自分に合ったテーブル、つまり“魚”が多い場所を自ら選び、そこで勝負することを推奨しています。
ただし、これらの記事は参考にはなりますが、難易度が高く一本道で理想主義的すぎるため、万人向けとは言えません。
実際には、AIとの対話を活用することで、自分に最適な道筋を見つけ出すことができると私は考えます。@Wuhuoqiuが述べているように、「AIは認知を平準化するものではなく、認知のレバレッジを増幅するもの」です。
プロンプトエンジニアリングは個人差がありますが、要は分析と拡張です。自分の性格、認知、スキル体系を分解し、さまざまな状況に合わせて実行可能な戦略や具体策へと発展させていきます。
AIには「どうやって稼ぐか」「買うべきか・売るべきか」といった質問をするのではなく、自分の思考プロセスや現状を共有しましょう。
AIと以下のようなテーマで議論してください:
AIはあなたの発言を繰り返しがちなので、回答の中で曖昧な点や疑問点を自ら見つけ、さらに深掘りしていく必要があります。また、AIには「同意するだけでなく、理由をもって反論するように」と伝えてください。
この対話は本質的に、あなた自身の外面と内面のぶつかり合いです。単なる同調ではなく、対立的なものにしましょう。
こうした対話を重ねることで、あなたの強みや潜在的なエッジが自然に浮かび上がります。AIを活用した消去法は、自己反省や試行錯誤だけに頼るよりもはるかに効率的です。あとは、そのエッジを活用して実行できるかどうかが重要です。
自分のエッジを見つけることは、収益の方向性を定めることに他なりません。しかし、方向性が見えたからといって終わりではなく、さらに体系的な実行フレームワークを構築していく必要があります。
このフレームワークの目的は、変化の激しい市場環境で新たな機会や状況の変化に素早く適応できるようにすることです。
レビューと総括が、このフレームワーク構築の中核となります。
たとえば、
もし$AEROの値動き(ローンチ、Coinbase現物上場、上昇のタイミングなど)を分析していれば、$ZORAの急騰も見逃さなかったはずです。両方の取引はCoinbaseの中核ビジネスニーズを反映しています。$AEROはCancunアップグレードと結びついており、CoinbaseはBaseへの流動性誘導のために$AERO価格を上げる必要がありました。同様に、$ZORAもCoinbaseの戦略に合致し、同社はBase AppとCreator Coinsに注力しています。ZoraはBaseの次フェーズの主要コンポーネントであり、CoinbaseはBaseとCreator Coinsの影響力拡大のために$ZORAを押し上げる必要がありました。私見ですが、$AEROと$ZORAにおけるチャンスの本質は同じです。
レビューや総括は、単に各取引から教訓を得るだけでなく、個別事例から本質的なロジックを抽出し、再利用可能な意思決定モデルへと落とし込むことです。つまり、「シグナルの発見→ロジックの検証→実行エントリー」という流れです。
要するに、自分自身を知ることです。多くのトレードの苦しみは、自分の性格とポジションが合っていないことから生じます。万能感は捨てましょう—誰にも限界があります。すべてを手に入れることはできません。自分だけのエッジを見つけるか育て、そのエッジと周囲に築いた能力を活用してリターンを得てください。
皆様の新年のご多幸をお祈り申し上げます。





