ベリー・シルバート、法的難題の中でグレースケール取締役会議長に復帰

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デジタル通貨グループ(DCG)創設者のベリー・シルバートが、ニューヨーク州規制当局との法的争いの最中に、グレースケールの理事長職に復帰した。2023年12月に退任してから1年以上経っての復職で、暗号資産業界内でも大きな注目を集めている。今回の復帰とともに、グレースケールは新たな経営陣の招聘を通じて組織の再編を進めている。

裁判争いの裏にある経営構造の再編

ニューヨーク州司法長官室は、ベリー・シルバートとDCGが投資家を欺き、10億ドル規模の財務損失を隠蔽したとの容疑を提起した。現在、この事件はニューヨーク州裁判所で進行中であり、シルバートとDCG側はこれらの主張を強く否定している。

こうした法的状況の中でも、グレースケールは経営体制の再編を実施した。DCGの最高財務責任者(CFO)マーク・シュフキーは引き続き理事会メンバーとして残る一方、ベリー・シルバートが理事長職を務めることになった。シュフキーはシルバートの退任後、2023年12月からグレースケールを率いてきた。

大規模な経営陣の交代と組織強化

グレースケールは、ベリー・シルバートの復帰と同時に、多数の経営陣を新たに招聘した。新たに最高執行責任者(COO)、最高マーケティング責任者(CMO)、最高コミュニケーション責任者(CCO)、および最高人事責任者(CHRO)を任命した。これらはすべて、グレースケールのCEOであるピーター・ミンツバーグに直接報告する。

ベリー・シルバートは声明を通じて、「会社とより広いデジタル資産エコシステムの両方にとって重要な時期に、グレースケールの理事会に再び加わることができて光栄だ」と述べ、「会社の長期的な競争力と、それを牽引するリーダーシップチームに対して深い信頼を寄せている」と語った。

IPO推進と金融商品拡大戦略

特に注目すべきは、ベリー・シルバートの復帰時期が、グレースケールの企業公開(IPO)推進の局面と重なった点である。グレースケールは昨年、米国証券取引委員会(SEC)に対してIPOのための機密提出を完了している。これは、ニューヨーク州司法長官室との継続的な法的争いにもかかわらず実現した動きだ。

一方、シルバートの退任後、グレースケールは事業ポートフォリオを大幅に拡大した。代表商品であるビットコイン信託(GBTC)を上場投資信託(ETF)に転換し、イーサリアム関連商品も同様の方式で再編した。さらに、多数の新規暗号資産商品もETF形式でのリリースや転換を進めている。

ベリー・シルバートの理事長復帰は、グレースケールの企業公開推進過程において、強化されたリーダーシップが必要だったと解釈される。暗号資産業界が規制の不確実性や市場の変動性の中でも成長を続ける中、ベリー・シルバートの復職は、グレースケールの今後の戦略にとって重要な意味を持つ。

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