米日両国は双方向の貿易協定において重要な投資案件の推進を加速させている。関係筋によると、日本が計画している5500億ドルの投資基金は、すでに最初の3つの候補案件に絞り込まれており、AIデータセンターのインフラ、エネルギー輸送ハブ、半導体の重要材料が含まれている。両国の閣僚級の官員は間もなくワシントンで会談し、最終決定を下すかどうかを協議し、資金の正式な支出開始手続きを進める。
最初の投資リストが発表、AI・エネルギー・半導体材料に焦点
米日両国は現在、資金支援を受ける可能性のある最初の3つの投資案件の最終調整に近づいている。これらの案件は内部審査を経て、「決選リスト」に入る候補と見なされており、ソフトバンク主導のデータセンター基盤整備、メキシコ湾の深海原油輸送ターミナル、半導体製造用の合成ダイヤモンドプロジェクトが含まれる。
これらの内容は非公開の交渉の詳細に関わるため、消息筋は匿名を条件に情報を提供しており、ソフトバンク側も現時点では公式コメントを出していない。
閣僚級会談開催、最終決定は未定
日本の経済産業省によると、今週木曜日にワシントンで米国商務長官ハワード・ルットニックと日本の経済産業大臣赤澤亮正が会談し、最初の投資案件について最終合意に達するかどうかを議論する予定だ。
しかし、現時点では両者とも今週中に最終決定を下す保証はなく、日本の経済産業省は進展についてコメントを控え、米国商務省も勤務時間外を理由にメディアからの問い合わせに応じていない。
投資と引き換えの関税優遇、5500億ドルが鍵の駆け引き
この5500億ドルの投資基金は、昨年の米日関税協定締結時の主要内容の一つであり、日本の資金を米国の重要産業に大規模に投資させることを目的としている。
当時の協定によると、米国のトランプ大統領は日本からのすべての輸入品に対し15%の関税を課すことに同意し、同時に日本車に対する関税も引き下げた。自動車産業は日本経済の重要な柱であり、この投資約束は米日貿易協定の重要な交換条件の一つとみなされている。
投資計画は具体化、エネルギー・AI・重要鉱物がリスト入り
トランプ大統領が昨年訪日した際、米日両国は潜在的な投資リストを提示し、単一プロジェクトの推定投資規模は3.5億ドルから1000億ドルまで幅広く設定された。
この投資枠組みは、エネルギー産業、人工知能(AI)、重要鉱物の供給チェーンなどを対象としており、ソフトバンク、西屋電気、東芝などの日本の著名企業も参加している。
資金支出にはスケジュールのプレッシャー、関税の再発動リスクも
米日間の協定によると、投資案件が選定された場合、日本は45営業日以内に資金の支出を開始しなければならない。日本が出資しない場合、米国は一部の利益を回収したり、日本製品に対して再び関税を課したりする権利を持つ。過去には25%の関税再発動も示唆されており、理論上は再び適用される可能性もある。
一方、トランプ氏は最近、米韓間の類似投資協定の進行状況に不満を表明し、韓国からの輸入品に対する関税引き上げも再度脅している。韓国は日本の自動車産業における主要な競争相手の一つだ。日本側では、首相の高市早苗は選挙後、米日関係の深化を優先事項とし、3月にワシントンを訪問しトランプと会談する予定だ。トランプも高市に祝意を表明している。
(米日貿易協定締結!トランプ氏、日本が米国に5500億ドルの投資を行い、関税を15%に引き下げると発表)