日本のSBIホールディングスは、100億円規模のデジタル企業債「SBI START債」を発行し、年利率は最大2.45%と見込まれています。投資家が申込の閾値を満たすと、リップル(XRP)のエアドロップを受け取ることができ、この債券はブロックチェーンプラットフォームを通じて管理され、3月に大阪デジタル取引所に上場予定です。
日本の金融大手SBIホールディングスは、2月20日に無担保の証券型トークン企業債「SBI START債」の発行を発表しました。このデジタル企業債の発行総額は100億円で、1口あたりの額面は1万円、年利率は暫定的に1.85%から2.45%の範囲とし、最終的な利率は3月10日に確定します。
管理・保管の仕組みについては、従来の証券保管機関による方法とは異なり、BOOSTRY社が主導する「ibet for Fin」ブロックチェーンプラットフォームを用いて発行・管理され、みずほ銀行が企業債の管理者を務めます。
SBI START債は、3月25日に大阪デジタル取引所のSTARTシステムに上場予定で、投資家は私設取引市場で直接売買できるようになり、取引価格の透明性を大きく向上させます。
出典:SBI SBIデジタル債券 SBI START債の基本情報
債券の利息収入に加え、SBIホールディングスは暗号資産のエアドロップ報酬も投資家に提供しています。
募集期間の3月11日から23日までに、SBI START債を10万円以上申し込むと、10万円購入ごとに200円相当のリップル(XRP)を受け取ることができます。
対象となる投資家は、同年5月11日正午までに暗号資産取引所のSBI VC Tradeで口座開設を完了しなければなりません。また、その後の利息支払い日や2029年の満期時には、未公開の追加報酬も得られる予定です。
SBIグループはリップルエコシステムへの展開を非常に積極的に進めており、2016年にはリップル社と合弁でSBI Ripple Asiaを設立し、日本と韓国のブロックチェーンソリューションや国境を越えた決済の推進に取り組んでいます。
昨年10月には、東武鉄道グループの東武トップツアーズと提携し、リップルのブロックチェーン技術を用いたトークンやNFTの発行を計画し、新たな決済プラットフォームの構築とファン経済の拡大を目指しています。
昨年の『日経アジア』報道によると、日本の金融庁は仮想通貨をETFの投資対象資産に含める計画を進めており、SBIホールディングスと野村ホールディングスが市場の先駆者となる見込みです。最速で2028年に東京証券取引所にて日本初の仮想通貨ETFが上場される可能性があります。
また、SBIホールディングスはステーブルコイン市場にも積極的に参入しており、ブロックチェーンスタートアップのStartaleと提携し、2026年第2四半期に規制に準拠した円のステーブルコインを共同で発行する計画です。これは新生信託銀行が発行・償還を担当し、SBI VC Tradeが取引支援を行います。この円ステーブルコインは、将来的にStartaleの米ドルステーブルコインと連携し、両者の提供する24時間対応のトークン化株式取引所の決済・清算機能を強化します。
ステーブルコインとトークン化技術の採用により、日本の金融機関は仮想通貨を伝統的な金融分野に導入する可能性を模索しており、SBIだけでなく、野村、三井住友銀行、みずほ銀行などの動向も注目されています。
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